こんにちは。はやしです。
本記事ではCDKを使ってAWSサービスを作成してみます。
使用する言語はPythonです。

# 前提条件
macOS 13.0.1

# Node.jsのインストール
CDK CLIをインストールするためにNode.jsをインストールします。
インストールは[こちら](https://nodejs.org/ja/)からできます。LTSがおすすめです。
後にNPMを利用します。インストールされたか確認しておきましょう。
```shell
$ npm --version
```

# CDK CLIのインストール
NPMでCDK CLIのインストールをします。
```shell
$ npm install -g aws-cdk
```
こちらもインストールされたか確認しておきましょう。
```shell
$ cdk --version
```

# AWS CLIによる認証情報設定
ローカルからAWSアカウントにコマンドを実行するので、事前に認証情報を登録しておく必要があります。
認証情報はAWS CLIで設定します。
具体的な方法はこの記事に書かれていますので割愛します。
[AWS CLIの利用開始方法 | Kokosyna](https://www.kokosyna.com/posts/421d730a-2ac7-4d62-b453-3b506816239a)

# AWSアカウントのブートストラップ
CDKの初期化のようなものです。
CDKはデプロイなどにS3バケットやECR等のサブセットを必要としますので、それらを構築します。
```sh
$ cdk bootstrap aws://ACCOUNT-ID/REGION
```
「ACCOUNT-ID」と「REGION」は実際の値に置き換えてください。
ブートストラップはデプロイ先リージョン毎に1度必要です。
既にそのリージョンで実行されている場合は不要です。

# CDKプロジェクトの作成
事前に空のディレクトリを作成してから、CDKプロジェクトの作成を行います。
```shell
$ mkdir cdk-tutorial
$ cd cdk-tutorial
$ cdk init --language python
```

# Python実行環境整備
.venvファイルを削除して、仮想環境を構築する。
```shell
$ rm -rf .venv
$ pipenv shell
$ pipenv install
```

# AWSリソースの定義
![](https://kokosyna-post-bucket-prd.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/ee6d68ab-059f-4c89-ae4e-8692b49acb07.webp)
上の画像の赤枠にはAmazon SQSの定義（デプロイするためのコード）が書かれています。
コメントアウトを解除して、ファイルを保存しましょう。

# AWSリソースの作成
```shell
$ cdk deploy --all
```
上記のコマンドを実行するとデプロイが開始されます。しばらく待ちましょう。

# 動作確認
AWS コンソール上でSQSが作成されたら成功です！🎉
![](https://kokosyna-post-bucket-prd.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/89a7777e-4707-4696-a6f6-b6fe7e32dc52.webp)

# AWSリソースの削除
最後に検証で作成したAWSリソースを削除します。
仮想環境からも抜ければ終了です。
```shell
$ cdk destroy --all
$ exit
```

# まとめ
AWSサービスの管理はこのようにコードで行います。
他にもTypeScript、Go、Javaなどサポートされている言語がありますので、普段利用されている言語で試してみてください。
本記事が皆さんのAWS入門のきっかけになればと思います。

# 参考文献
[AWS CDK の使用を開始する](https://aws.amazon.com/jp/getting-started/guides/setup-cdk/)
